1898年ドイツのケルンで、ポール・モルシェク氏はスーツケースの製造を始めます。この当時、スーツケースは牛革で作られていましたが、第一次世界大戦後の混乱により、ヨーロッパ一円で牛革の入手が困難になります。それが、牛革以外の素材をもちいたスーツケースのきっかけになります。
1930年創立者の息子リヒヤルト・モルシェク氏が工場を引受け、「リヒヤルト・モルシェク商標」と改められます。「RI MO WA」マークの誕生です。
1935年頃、ベルリンより国防軍は密かにリモワ社を訪問し、「極地や熱帯での作戦行動に耐えうる軍用コンテナーの開発」を依頼します。そこで素材としてアルミニウムが注目されたのです。
当時ドイツの航空機をヒントに、優れた耐久性を保つリブ加工のリモワ アルミケースが完成します。1937年、アルミ製のトランクが市場投入されました。
第二次世界大戦が勃発。爆撃の後、工場に残った素材はアルミだけ。アルミを用いたケースの開発が始まり、終戦の1950年よりアルミケースの本格的生産が始まりました。
経営は3代目ディエター・モルシェク氏の受継がれます。1976年には最初の防水スーツケースが開発されました。水、湿度や熱帯の酷暑、北極南極の寒さから収納物を保護するため、多くの映画やテレビのクルーに歓迎されているのです。
